- 職人さんは何がすごいの?
工事現場には欠かせない職人さん。
指示出すのは現場監督ですが、実際に工事をするのは職人さんです。
私自信がペーペーなのもありますが、
職人さんってほんとすごいなと思うことが常に思う毎日です。
実際現場監督として職人さんと関わる中、彼らの凄さを、魅力をいくつか感じました。
彼らなしでは建物はできませんし、誇りをもって大変な仕事をしています。
そんな職人さんの凄さをご紹介していきます。

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職人さんのすごい所
現場監督をしていて、思ったことをせきららに告白します。
- 週6勤務で身体きついのに毎日元気
- 力持ち
- 資格をたくさん持っている
- 体調不良にならない
普通のサラリーマンよりすごいところ沢山あります。
資格は会社で取らされているので、プライベートで勉強していない可能性もありますが、
それでも毎日きつい仕事を一生懸命やっている姿はマネできないです。
外仕事と事務仕事両立している私ですら身体きついのに、
外仕事のみの職人さんはほんとに皆元気ですごいです。
そんな職人さんの魅力をお伝えします。
週6勤務が当たり前
私はサラリーマン嫌なので、全然仕事したくないのですが、
職人さんは働き方改革がうるさくなった時代でも週6勤務が当たり前です。
元請けの私は働き方改革の影響をもろに受けており、
週6勤務なら代休発生して1日休みもらえるし祝日もちゃんと休めますが、
職人さんは普通に週6勤務が当たり前です。
なんて思っちゃいます。
温厚な人に「週6ってきつくないですか?」とたまに聞きますが
「週6じゃないと食べていけない」と皆さん仰ってます。
現場が土曜日完全休みなら職人さんは土曜日別現場行きます
元気
私なんかは土木なんで外仕事が多いです。
職人さんも土木は外仕事が多いです。
元請けは事務仕事もあるので、
室内にいることも多いですが、
職人さんは雨が降っても、猛暑でも真冬でもきつい環境の中毎日外仕事をしております。
しかも週6が当たり前です。
過酷な環境の中仕事をしているのに、めちゃくちゃ元気に仕事しています。
怒ったり、笑ったり
デカい声で朝から毎日元気な人ばかりです。
身体使う仕事で毎日きついはずなのに、
元請けに指示されても嫌な顔せずホイホイ言うこと聞いてて凄いです。
資格を沢山持っている
職人さんと言っても多職種です。
大工、とび職、はつり屋、電気屋、測量屋、鉄骨屋、左官屋さん
私は土木なのでまだ少ない方なのですが、
建築の現場でしたらもっともっと多職種に分かれます。
一つの業者だけでは建物は作れないので、
それぞれのプロが自分の持ち味を生かし、
一つの建物を作り上げていくのです。
私は恥ずかしながら
「2級土木、ガス溶接」しか資格は持っていないですが、
職人さんは人によりますが
さらに重機、危険物や斫り、電気工事士の資格なんかも持ってます。
資格だけ見ると、
って思っちゃいます。
職人さんは若い子でも5.6個資格持ってるのが普通です。
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モノづくりのプロ
確かに職人は言われたとおりにしかできないと言えばそれまでです。
ですがこれ、すごいことですよ。
適材適所に材料があるわけではないので、作業するまでの準備も大変なんです。
仕事って要望通りにできないことも多い中、何としてでも言われた通りに完成させる努力がすごいです。
言われたとおりに作ることって工事現場だと超難しいことです。
元請けとして作業するまでの手配もしますが、それも含めて当たり前にできるのがすごいのです。
- 材料運び
- 組み立て
- 掘削
- 仮設
- 掃除
工事に取り掛かるまでの段取りも含めてプロです。
ただモノづくりをするだけでなく、工夫が散りばめられています。
元請けは指示出しと段取りと安全を見ることですが、実際作るのは職人さんです。
元請けの私では実際に何も作れないので職人さんには感謝しまくりです。
職長はもっとすごい
職人さんの中で頭を張っている職長ですが、
彼らがいないと工事はうまく行きません、
職長が休んだ日なんて結構不安要素があります。
悪い言い方だと職長がいないと指示を受ける人しかいなくなるので、
職人さんをうまく操る人がいなくなってしまうのです。
と言いたい気持ちもわかりますが、
中にはベテランの職人で元請けには反発しまくるけど、
職長の言うことは聞く人なんかもいます。
職人さんは若者が少ないので、ベテランのおじさんだらけです。
なのではっきりとした上下関係のある人じゃないと聞かないこともあるのです。
やはり元請けと職人さんでは会社も一緒にいる時間も違うので、
なかなかスムーズにいかないのです。
私の現場なんかは指示は職長に言わなきゃいけないルールがあるので、
職人さんに指示出しちゃいけないとすら言われているのもあるので、
基本打ち合わせや相談は職長にしかできません。
それに現場のことは元請けの先輩に相談するより職長に相談したほうが手っ取り早いことが多いのです。
それほど職長はすごいですし、重要人物なのです。
- 元請けが職長さんに支持を出して職長さんが職人に支持を出す方式が一番やりやすいのです。
パソコンを使いこなす
これは年齢による話でもありますが、
職人さんとはいえ電子化の時代なんで、
若い職長さんなんて、資料作ることぐらいお手の物です。
現場仕事と事務仕事の両立の面では元請けに近いですね。
私の現場にいる職長さんは
ショートカットキーもガンガン使っており、
どこで学んだんだ?ってぐらいパソコン操作すごいです。
さすがに職人さんはあまりパソコン持ち込んだりはしませんが、
職長さんとなれば大手だと資料作成もあります。
エクセルなんてお手の物です。
全部手書きの職長さんもいれば時代にあったやり方で
ガンガンパソコンを使いこなす職長さんもいます。
筋肉としきる力だけが職長さんではないです。
なんでもできます。
まとめ

- 週6が当たり前でよく働く
- 職人は元気
- 言われたとおりにできることは工事現場ではとてもすごいこと
- 見た目は怖いが仕事は一生懸命
- 職長はほんとに重要人物で能力が高い
他にも
- 狭い現場での車両誘導の段取り
- 材料がない場合には代用品で作業
- 急なトラブルにも別の案を出して工事を進めるひらめき力
など職人さんはすごいのです。
安月給だとか、底辺だとか悪口の標的になりやすいですが、
ただモノを作るだけではない、仲間とともに建物を作り上げる喜びを誰よりも知っているからこそ
それでも仕事が楽しいから職人として誇りを持てるのではないでしょうか?
私はすごく素敵なことだと思います。
私も元請けである限り、職人さんには敬意を払って現場監督をしていきます。
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